深掘POINT2
無限に成長する美術館とは
途切れることのないスロープを使い緩やかに空間を紡いでいく。それはル・コルビュジエが長いあいだ温めていた美術館の構想でした。時とともに様々な文化が生まれ、変化してゆく世界の広がり。土地の広さが許す限り、展示作品の増加に合わせて螺旋を増やして、美術館を大きくすることができる。文化芸術の広がりとともに、成長していく「無限成長美術館」構想が国立西洋美術館には採用されています(この構想を実現した美術館は、世界で3館のみ)。ル・コルビュジエの建築の醍醐味を、19世紀ホールで感じてください。