豊かな自然と、たくさんの史跡や近現代の名建築、さらに大学、ミュージアム、動物園が集う「上野公園」。その上野公園について学びながら、魅力を発信していくレクチャーシリーズの第1回目は、住友文彦さん(上野文化の杜ディレクター)と小沢剛さん(アーティスト)をゲストに迎えます。

東京とパリの美大生が、谷中でリサーチを行い作品を制作する「谷中アートプロジェクト」を監修する小沢さん。自身の最新作《帰ってきたK.T.O》では、岡倉天心をテーマとして、国内外でのリサーチや制作を行い、史実と創作が密接に関係しています。

今回は、ディレクター、アーティストから見た上野公園の魅力に触れながら、アーティストにとっての「リサーチ」についても紐解いてゆきます。

開催概要

  • 場所 – 東京都美術館 講堂(→地図
  • 日時 – 2017年11月10日(金) 17:00-19:00(受付16:30〜)
  • 定員 – 200名
  • 参加費 – 無料
  • 申し込み方法 – 事前申し込み優先 *申し込みは締め切りました

登壇者

 

港千尋
写真家、著述家。1960年生まれ。記憶、イメージ、群衆などをテーマに、映像人類学をはじめ幅広い活動を行う。著作『記憶—創造と想起の力』でサントリー学芸賞、写真展「市民の色」で伊奈信男賞。国内外の国際芸術祭でキュレーターや芸術監督を務める。

 

 

 

住友文彦
1971年生まれ。あいちトリエンナーレ2013、メディア・シティ・ソウル2010(ソウル市美術館)の共同キュレーター。NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ(AIT)創立メンバー。展覧会=「PossibleFutures:アート&テクノロジー過去と未来」展(ICC、東京、2005)「川俣正[通路]」(東京都現代美術館、東京、2008)ヨコハマ国際映像祭2009ほか。

 

 

 

小沢剛
アーティスト。1965年生まれ。代表作は、女性が野菜で出来た武器を持つポートレート写真シリーズ《ベジタブル・ウェポン》(2001〜)、歴史上の人物を題材に事実と虚構を重ね合わせ、物語を構築する《帰って来た》シリーズ(2013〜)など。