さる1月8日「アートのまなざしでもう一つの動物園を発見し、そのバックストーリーをたずねる小旅行」が、上野動物園、国立科学博物館、旧博物館動物園駅の3施設連携により実現しました。

当日はお正月らしいあたたかな陽気に恵まれ、子どもから大人まで30人が上野公園を舞台にこれまで知らなかったバックストーリーや専門的でマニアックな話にもう一つの上野を堪能していただきました。

国立科学博物館では圧巻の剥製コレクションでしられる「ヨシモトコレクション」の見学とモグラ博士としてまた「標本バカ」の著者として知られる川田研究主幹による剥製を見るポイントや剥製製作裏話など、興味津々の話に時間を忘れるほど質問が飛び交いました。

川田先生の話を聞いて剥製を見るとなんだか違って見る!!

続くは、東京都選定歴史的建造物の旧博物館動物園駅の駅舎を特別見学。京成上野駅長直々の話を伺いながら教会の様な美しい建物内部のディティールを堪能しました。この日は駅舎内で特別イベントとして吉本芸人のピストジャム氏が地下空間へ続くエントランスのガラス扉(約4.5m×2.4m)をキャンバスにしたアートパフォーマンスを披露。当日の参加者の飛び入り参加もありで、大人も子供も一緒になってお絵描きアーチストタイム。みるみるカラフルでポップアート壁面が完成され、大きな歓声に包まれました。

芸人・ピストジャム氏による上野動物園の動物を描いた作品

最後は動物たちの本家本元「上野動物園」。こちらは実際の動物園を作る人たちの視点でサル山、両性爬虫類館、バードハウスなど、環境づくりや動物とお客様とのコミュニケーションのためにどんな工夫がなされているか、専門スタッフの方々の貴重なトークを伺いながら、ふだん知らなかったもう一つの動物たちの舞台裏に思いを馳せました。終了したのは17時で朝から何と、8時間経過。もう上野の杜はとっぷり夕闇。万歩計を見るとなんと1万2千歩。それでも参加者の皆さんは疲れ知らずで、次はいつやるの?の声が飛び交い、スタッフ一同新たに企画に向けて動き出したいとの思いを強くしました。

お楽しみに♪