深掘POINT1
構内は美術館

上野駅は、数多くの美術作品を擁する壮大な美術館と言っても過言ではありません。そのいくつかをご紹介しましょう。まず、上野駅の中央改札の正面上には猪熊弦一郎《自由》の壁画(1951年制作)、そして中央改札口前のグランドコンコース券売機の頭上に架かる平山郁夫作「ふる里日本の華」(1985年制作)、上野駅開設75周年を記念して建てられた智・情・意のそれぞれの相を表した三体の女性像は朝倉文夫作「翼の像」(1958年)など。文化芸術が集積する地にふさわしい駅の芸術をお楽しみください。

深掘POINT2
駅から始まるアートの物語

上野駅公園口駅舎は2020年にリニューアルしたばかり。公園口から上野公園へ、よりアクセスしやすくなりました。最大の特徴は、これまであった車道を廃止し、公園方面まで信号を渡ることなく、そして段差なく移動することが可能になりました。公園口から最初の館である東京文化会館まで点字も完備しています。まさに上野文化の杜、アートの物語の始まりの駅として生まれ変わりました。