西郷隆盛像
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明治維新の立役者
「西郷隆盛像」から出発
京成上野駅から公園へ入ると、目の前に現れる大男の像。江戸幕府を倒幕させ、日本の近代化を推し進めた革命「明治維新」の立役者、西郷隆盛(1828−1877)です。高村光太郎の父で、彫刻家の高村光雲が手がけました。上野公園に西郷隆盛像が置かれたのは1898年のこと。その理由は江戸幕府の生き残り部隊「彰義隊」と、西郷率いる新政府軍が上野公園で「上野戦争」を起こしたから。軍配が上がったのは新政府軍で、そのとき、西郷が軍勢を率いて攻め込んだ場所が、銅像が立つ位置と伝えられています。銅像の裏手にある「彰義隊の墓」も必見。
ここからは園内をのんびりと散策。上野公園は1907年に開かれた「内国勧業博覧会」の舞台でもあり、観覧車やウォーターシュートなど最新の呼び物が出現し、不忍池を中心に夜中までお祭り騒ぎが続いたといいます。明治に入り、急速に近代化が進んだ日本にとって、その中心的スポットのひとつが上野だったのです。
彰義隊の墓
上野公園