奥上野エリアをふらり散策しながらスマホから投句していただく、上野文化の杜・俳句アワード「奥上野俳句ハイキング2024秋」の優秀作品選句結果を発表いたします。選者は、本イベントに先駆けて実施した「上野文化の杜『奥上野俳句会』」でも席主を務めてい頂いた人気俳人の神野紗希さん。9月6日(金)から9月30日(月)までの約3週間の間に集まった全136句のうち特選1句、準特選5句を選んでいただきました。特選と準特選の方には事務局より、記念品を贈らせていただきます。残暑厳しい9月でしたが、子規忌を挟んでの期間、上野と子規のつながりを感じさせてくれる句が多く集まり、上野の奥深い魅力に改めて気づく機会となりました。参加してくださった皆様どうもありがとうございました。ぜひ次の機会の参加もお待ちしております。

奥上野俳句ハイキング2024秋 選句

【特選】
玉拾い見守る子規と月あかり
 <作者>吉田百合重(東京都新宿区)

【準特選】
鶏頭や十四五人で子規忌ゆく
 <作者>大竹亮介  (東京都世田谷区)
亡き父とキャッチボールする糸瓜忌
 <作者>有富康之  (東京都板橋区)
竜淵に潜む中堂天井画
 <作者>有富康之  (同上)
姉が読み弟が聴く夜長の絵本
 <作者>中原遼太郎 (東京都文京区)
藝大の力作揃う檸檬の香
 <作者>平井月子  (千葉県松戸市)