9月7日(土)、奥上野エリア「寛永寺、東京国立博物館、東京藝術大学などのある上野の北部に広がるエリア」で、「奥上野 吟行+俳句会」を開催します。正岡子規とゆかりを持ついくつかのポイントを吟行していただくという趣向です。俳句会の会場は東京国立博物館・日本庭園に建つ茶室(九条館)。俳人・神野紗希さんを席主にお迎えして開催いたします。正岡子規はもちろん、日本の文化芸術を育んできた歴史ある地で、初秋のひと時、文学史に残る文人たちの足跡を辿りませんか?
俳句が初めての方も大歓迎です♪

当日は「正岡子規とゆかりを持つ『10の場所』」を説明したMAPをお渡ししますので、その中からお好きな場所を選んで吟行していただきます。ゆっくり時間を設けていますので、焦らずにどうぞ。
場所は子規庵や寛永寺はじめ上野公園北部エリアの10カ所で、普段は入れない場所もありますので当日楽しみにしてください。
席主・神野さんは高校時代の俳句甲子園をきっかけに俳句をはじめ、テレビの俳句番組や新聞や雑誌の掲載も多数持つ若きベテラン俳人です。松山市出身で正岡子規の後輩(現在の県立松山東高等学校・旧松山中学)にもあたり、今回は子規へのオマージュとしてミニ講座も予定しています。

詳細は、以下の特設ページをご覧ください。
上野文化の杜「奥上野 吟行+俳句会」子規という文学イノベーターへのオマージュ=現代俳句萌芽の地 <奥上野> の文化遺伝子を継承する | 上野文化の杜のアートプロジェクト | 上野文化の杜 (ueno-bunka.jp)

句会の席主の俳人・神野紗希さん

神野紗希(こうのさき)さん プロフィール
1983年、愛媛県松山市生まれ。俳人。高校時代、俳句甲子園をきっかけに俳句を始める。2001年、第4回俳句甲子園で団体優勝、〈カンバスの余白八月十五日〉で個人最優秀賞。2002年、第1回芝不器男俳句新人賞坪内稔典奨励賞。2020年、第11回桂信子賞。 2004年4月~6年間、NHK-BS「俳句王国」番組司会。現在もNHK総合「ひめポン!」ラジオ「ひめゴジ」出演など、メディアを通して俳句の魅力を広く伝えている。 句集に『星の地図』(マルコボ.com)『光まみれの蜂』(角川書店)『すみれそよぐ』(朔出版)、著書に『日めくり子規・漱石 俳句でめぐる365日』(愛媛新聞社/第34回愛媛県出版文化賞大賞)、エッセイ『もう泣かない電気毛布は裏切らない』(文春文庫)ジュニア向け『俳句部、はじめました』(岩波書店)、『女の俳句』(ふらんす堂)他。 日本経済新聞、信濃毎日新聞俳壇選者。現代俳句協会常務理事。

東博庭園内『九条館』とは
昭和9年(1934)九条道秀氏より寄贈され、東京赤坂の九条公爵邸から移築されました。床張付等には狩野派による著色山水図が描かれており、これらは、もと京都御所内の九条邸にあったものです。欄間には花梨の一枚板に藤花菱が透彫されています。