メキシコでは、紀元前(BC)15世紀から後(AD)16世紀の3000年以上、スペイン侵攻によって終焉を迎えるまで長きにわたり独自のそして多くの都市文明が開化しました。6月16日から始まったこの特別展では、それらの多彩な都市文明の中から「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」という、特に魅惑的で私たちの想像力を湧き立たせる3つの文明をクローズアップしています。
本特別展は、4つの章で構成された古代メキシコのストーリーを巡るものとなっています。
第1章「古代メキシコへのいざない」によって鑑賞する視点を受け取った後、第2章「テオティワカン 神々の都」、第3章「マヤ 都市国家の興亡」、第4章「アステカ テノチティトランの大神殿」とストーリーは進みます。
3000年余りにわたった古代メキシコ文明でもBCとADの変わり目の時代に成立し、多くの都市文明に影響を与え、太陽と月、羽毛の蛇の3つの巨大ピラミッドに象徴される古代アメリカ大陸最大規模の国際都市「テオティワカン」からはじまり、テオティワカン文明の影響を受けながら古代メキシコ文明の絶頂期を創出した「マヤ」へ、そして、テオティワカン、マヤなどの多様な文明を継承し、古代メキシコ最後期の代表的な文明となる「アステカ」へと展示は展開されます。
見どころは、「約140件にもおよぶ古代メキシコの至宝が集められたスケール感」「メキシコが世界に誇る古代遺跡の魅力を映像や展示造形で再現する臨場感」、そして、メキシコ国内とアメリカ以外では初公開となる、マヤの『赤の女王』の“奇跡”の初来日!」。
本特別展は、古代メキシコ文明の奥深さと魅力に迫るものとなっています。
・9月3日まで
https://mexico2023.exhibit.jp/