国立科学博物館(東京・上野公園)では、6月18日(日)まで、特別展「恐竜博2023」(主催:国立科学博物館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社)が開催されています。

“究極”の防御のために全身を覆う鎧をもった鎧竜類の進化と、そのような植物食恐竜たちに対抗しなくてはならなかったティラノサウルスやメガラプトル類などの肉食恐竜の進化を対比させながら、恐竜たちの「攻め・守り」をキーワードに、恐竜学の最前線が解説されます。

なかでも、トピックスは世界初公開となる「タイソン」と名付けられたティラノサウルス・レックスの実物化石が組み込まれた全身骨格。 「タイソン」は、アメリカ・モンタナ州に分布するヘルクリーク層から発見されたティラノサウルス・レックスのことで、6,600万年前から時が止まっていたかのような良好な保存状態で、骨表面の形態まで詳細に観察することができます。ティラノサウルスの新標本の実物化石を観察できるのは、日本では大変貴重な機会!このチャンスをお見逃しなきよう!

ティラノサウルス・レックスの全身骨格
©Tyson T.rex, 2023

音声ガイドナビゲーターは、多くの映画やドラマなどに出演し、幅広く活躍する俳優の賀来賢人さん。

ガイドでは、本展を監修した真鍋真・国立科学博物館 副館長の解説や、恐竜クイズを交えながら、一緒に会場を巡るように楽しくご案内いただきます。
全身が実物化石、美しいトゲトゲの鎧恐竜たちにぜひ会いに来てください。

3月14日(火)~6月18日(月)まで
https://dino2023.exhibit.jp/