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上野で建物探訪コース

巨匠の名作から王道の日本建築まで。建築の見どころを紹介

上野で建物探訪コース

ル・コルビュジエが手がけた美術館から、ジョサイア・コンドル設計のもと、高い技術を持つ日本の職人によって建てられた邸宅、重要文化財に指定されている寺社仏閣まで、上野には時代を越えて人々を惹きつける名建築が集まっています。2013年には建築家・安藤忠雄が名誉館長を務める、国立近現代建築資料館も完成。散歩をしたり、ランチを食べたり、建築ファンはもちろん、普段の上野散策の延長でリラックスしながら建築の魅力を探りましょう。

START

東京文化会館 外観

東京文化会館 外観

11:00

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前川國男のモダニズム建築で
モーニングコンサートを聴く

日本のモダニズム建築を牽引した建築家、前川國男(1905〜1986)。上野駅から上野公園へ入ると、真っ先に目に飛び込んでくる巨大なコンクリートの庇は、前川が1961年に手がけた「東京文化会館」。彼はル・コルビュジエに師事した数少ない日本人建築家のひとりでもあり、赤い壁や青の天井といった色彩感覚に師匠の影響が見て取れます。

公園の景色と調和するような木目が施されたコンクリートの柱や、木の葉をモチーフにしたロビー床のタイル、彫刻家・流政之による金色のレリーフ、あえてランダムに配置した照明など、館内には見どころが盛りだくさん。まるで洞窟のようなイメージの小ホールでは月に一度、モーニングコンサートを開催。流が手がけた岩のような壁面オブジェも反響板の役割を果たし、世界の音楽家も絶賛する特別な響きを楽しめます。

ロビー

ロビー

木の葉をモチーフにした床のタイル

木の葉をモチーフにした床のタイル

まるで洞窟のようなイメージの小ホール

まるで洞窟のようなイメージの小ホール

彫刻家・流政之が手がけた壁面

彫刻家・流政之が手がけた壁面

1

12:30

2

巨匠ル・コルビュジエが手がけた
「国立西洋美術館」でランチを

コンサート後は「東京文化会館」の道向かいにある「国立西洋美術館」へ。ここは巨匠ル・コルビュジエが日本に唯一残した建築作品で、ピロティや屋上庭園など、ル・コルビュジエらしさを随所に見ることができます。開館は1959年。実施設計にあたっては弟子である前川國男、坂倉準三、吉阪隆正の三人も協力しました。ランチは本館のカフェレストラン「すいれん」で。ガラス窓に切り取られた中庭と建築を眺めながら、のんびりとランチが味わえます。

上野東照宮 社殿

上野東照宮 社殿

13:45

3

「上野東照宮」で
艶やかな江戸建築を愛でる

モダニズム建築を楽しんだ後は、歴史を遡って寺社建築を見学しましょう。まずは上野公園の西にある「上野東照宮」へ。創建は日本の江戸時代にあたる1627年。現存する社は1651年に再建したものですが、それでも350年以上の時が経っています。戦火を逃れた「上野東照宮」は江戸建築を今に伝える貴重な建物で、金、朱、碼碯などの艶やかな色と、龍や鳥など聖獣のモチーフが特徴です。

外壁に豪華な彫刻が施された権現造りの「社殿」や唐破風造りの「唐門」。上段には野山の動物と植物、下段には海川の動物の彫刻が施された透塀、銅灯籠、御影石を使用した大石鳥居などはすべて国指定重要文化財に登録されています。

上野東照宮 唐門

上野東照宮 唐門

上野東照宮 透塀

上野東照宮 透塀

上野東照宮 銅灯籠

上野東照宮 銅灯籠

上野東照宮 大石鳥居

上野東照宮 大石鳥居

寛永寺 清水観音堂

寛永寺 清水観音堂

14:30

4

寛永寺の「清水観音堂」から
不忍池をのんびりと眺める

1625年に創建された寛永寺は、最盛期には上野公園を中心におよそ30万5000坪に及ぶ広さがあった広大な寺。今でも10を超えるお堂や塔が上野公園の内外に点在しています。そのうちのひとつ「清水観音堂」は不忍池のほとりに佇む朱塗りのお堂。京都の清水寺を模した舞台造りの建物で、そのフォトジェニックな姿は多くの浮世絵に描かれてきました。舞台に立てば、不忍池とその中央に不忍池辯天堂の青い瓦屋根が見渡せます。江戸百景にも数えられた風景をのんびり堪能しましょう。

2

3

不忍池辯天堂

不忍池辯天堂

15:00

5

青い銅板葺きの屋根を目指し
「不忍池辯天堂」へ

「清水観音堂」の舞台を降りたら、遠くに見えていた「不忍池辯天堂」を目指して歩きましょう。「辯天堂」とは日本の七福神のひとり弁財天を祀るお堂のこと。1625年に不忍池の真ん中に創建され、当時は船で渡っていたといいます。その後、誰もが参拝できるようにと石橋が架けられました。当時の建物は戦火で焼け落ちてしまいましたが、1958年に六角堂が再建。今では朱塗りの建物が上野のシンボルにもなっています。

旧岩崎邸庭園 外観

旧岩崎邸庭園 外観

16:00

6

ジョサイア・コンドルが贅を尽くした
「旧岩崎邸庭園」の和洋併置の建築

建築探訪の最後は、日本に西洋建築を伝えたジョサイア・コンドルの代表作「旧岩崎邸」を訪ねましょう。上野公園の隣に広がる敷地は現在約5000坪。日本を代表する実業家である三菱財閥の第三代社長・岩崎久彌の本邸として1896年に建てられたものです。ジャコビアン様式を基調にした館内は、イギリス・ルネサンス様式やイスラム風のモチーフが採り入れられ、英国ミントン製のタイルを敷いたバルコニーや金唐革紙の壁紙、彫刻が美しい大柱など見どころがたくさんあります。

洋館に併置された書院造りの和館は、完成当時は洋館を遥かに凌ぐ規模を誇っていましたが、現在は大広間の1棟のみ残存。檜や栗など、現在では入手困難な木材が使われています。

洋館から地下道で繋がる撞球室(ビリヤード場)は、当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の造り。どこまでも贅が尽くされている「旧岩崎邸庭園」の隣には2013年に「国立近現代建築資料館」も完成。併せて訪ねればより深く日本建築を学ぶことができます。

洋館(階段ホール)

洋館(階段ホール)

英国ミントン製のタイル

英国ミントン製のタイル

和館(船底天井)

和館(船底天井)

撞球室

撞球室

GOAL

ルート紹介

上野「文化の杜」のたのしみかた

How to enjoy “Ueno, a Global Capital of Culture”